遊びを通した成長

2020.09.09
BLOG


今年の夏休みは2週間と短い期間でした。
1日の生活の多くを共に過ごす夏休みは、子ども達の遊びの広がりや成長が色濃く出てくる時期でもあります。
年度の初めは「何かやりたいけれど具体的なことが浮かばない」「どんな手順で進めていいのか分からない」…そんな姿が多かったのですが、夏休み中には「転がしドッジがやりたい!」という声や「○○みたいなものを作りたいんだけど、軽い小麦粉ねんど使ってもいい?」など自分達の意見を提案する様子が多く見られました。
実は、外遊びのけいドロなども『警察は何人にするか』『誰がするか』『牢屋はどこにするか』『挟み撃ち、守りはありか』など決めておきたいルールがたくさん存在します。
そもそもやりたい!と思ったら、メンバーを4、5人以上は集めなければ始められません。
意外と最初のうちは、子ども達にとって大きなハードルがいくつもあるのです。
以前は、指導員に「ひまだから何かやりたいんだけど~」とだけ伝えていた子どもたちが「けいドロをやりたい」というように目的が明確になっていきました。
次のステップでは、指導員が「やりたい子集めてみて」と声をかけると、なかなか言い出せなくて諦めてしまったり、指導員に集めるのを任せていた子ども達が「けいドロやりたい人、牢屋に集まって!」と大きな声で呼びかけたり、室内で遊んでいる友達を呼びにいったりするようになってきました。
超えられるハードルから少しずつ挑戦していき、その先の楽しい遊びを存分に楽しむ。
そんな経験を積んでいくことで、この短い夏休みに、一つずつできることが増えていく子ども達の成長が見られました。